徳間文庫

内容紹介
極寒の地、冰心山。魔女が棲むと恐れられている山に向かうひとりの少年がいた。その名は蓬己。山の頂にあるという伝説の名刀「月家刀」を手に入れ、両親の仇を討とうとしていたが、あと少しのところで謎の黒装束の男に奪われてしまう。しかし、そこには永い眠りから目覚めた柳紫鳳が立っていた。月家刀の行方と共に明らかになる、腐敗した王政。再び、紫鳳が動き出す―。
著者プロフィール
藤野恵美
大阪芸術大学文芸学科卒業。第20回福島正実記念SF童話賞佳作受賞、『ねこまた妖怪伝』で第2回ジュニア冒険小説大賞受賞。『ハルさん』で、「2013年 文庫大賞」(啓文堂大賞 文庫部門)を受賞。